よい音楽とは
こんにちは。
「いつもおそばに音楽を」
H.I.M.の萩本亜矢です。
よい音楽とは
日々、私たちはよい音色、よいリズム、よい表現を追い求めて過ごしているわけですが、よい音楽とは、一体どんな音楽だと思いますか?
きっと、人それぞれ違うと思います。
先日、全国的にも著名なピアノの先生が、「ピアノの先生って、おいしいもの、きれいな風景が好きな人が多いわよね。」とおっしゃっていました。「だから、年齢より若く見える人が多い」とも。
よい音楽を演奏するには、ピアノの練習以外の時間も大きく影響するのだと思います。
例えば、美術館で何百年前の”珠”を観たら、つるりとした質感、青なのか緑なのか何とも言えない色味、触れないけれど、何グラムくらいなのか想像する重量感など、受け取る情報はとても多いです。
その経験があって、いざピアノを弾くときに、「あの時観た”珠”のような音を出したい」なんて思ったりします。
また、とてもよい香りのお花があったら、ブルクミュラーの「やさしい花」を弾く時は、その香りを思い出そうとしたりします。
おもしろい形の雲を見ても、いろいろと思うわけです。
あとは、人付き合いにしても、できない理由を並べたり、愚痴ばかり言っている人といると、胸がザラリとして心の中が曇るので、自然と距離を取ろうと思います。心をいつも穏やかに、あたたかい幸福感でいっぱいにしたいのです。
心がザラリとするような人やモノは、悪魔がテーマの曲を弾く時とか、負の感情を表現したい時には必要な存在かもしれませんが(笑)、日常的にはストレスでしかないので、閉店ガラガラさようならです。
要するに、
よい音楽とは
よく生きること
なのではないでしょうか。