ピアノのレッスンを受ける目的 トップ3
こんにちは。
「いつもおそばに音楽を」
H.I.M.の萩本亜矢です。
これまで当教室の体験レッスンを受講された方へのアンケートをまとめたものが、こちらです。
レッスンを受ける目的、トップ3はこちら!
第3位
「楽譜を読めるように」
これは、楽譜のリズムだけを取り出して手で打つこと(リズム打ち)と、音の高低であるドレミを読むこと(譜読み)を繰り返せば、読めるようになります。
譜読みのコツに関しては、「線」と「間」の記事を参照してくださいね!
第2位
「好きな曲を弾けるように」
第3位の「楽譜を読めるように」ができたら、好きな曲も弾けると思われるかもしれませんが、実はもう一つ必要なものがあります。
それは、”テクニック”。
ドレミファソラシドと8つの音を片手で弾こうとした場合、片手の指は5本なので足りません。無理やり弾こうとすると、音が切れてなめらかに弾けません。
そこで、使うテクニックは”指くぐり”です。
途中で1の指(親指)をくぐらせるだけで、8つの音はきれいにつながります。
このように”指くぐり”以外にも、無数のちょっとしたコツの引き出しをピアノ講師はたくさん持っているので、それを生徒さんにお伝えすることで、”きれいに弾ける”状態に導きます。
もしテクニックなしで好きな曲を弾こうとすると、メロディがぶつぶつ切れて、何の曲だか認識してもらえない可能性があります。
テクニックを育てるための教本は、バイエル、ハノンやツェルニーが有名ですね。
第1位
「豊かな感性が育つように」
ところで、”豊かな感性”とは何でしょうか?
https://sakura-paris.org/dict/%E5%BA%83%E8%BE%9E%E8%8B%91/content/4484_84
https://sakura-paris.org/dict/%E5%BA%83%E8%BE%9E%E8%8B%91/content/4484_84
かん‐せい【感性】
(sensibility イギリス・Sinnlichkeit ドイツ)
①外界の刺激に応じて感覚・知覚を生ずる感覚器官の感受性。「―豊か」
②感覚によってよび起こされ、それに支配される体験内容。従って、感覚に伴う感情や衝動・欲望をも含む。
③理性・意志によって制御されるべき感覚的欲求。
④思惟(悟性的認識)の素材となる感覚的認識。『広辞苑』より
感覚器官は、五感(目、鼻、耳、口、皮膚)から身のまわりのいろいろな状態や変化を刺激として受け取る器官ですが、これらの感受性が豊かとはどういうことなのか。
(豊かというとよい響きですが、敏感すぎると実は大変だったりします)
そして、どうなったら”豊かな感性”が育ったと感じるのでしょうか?
レッスンでは、テクニックの教本だけでなく、バッハ、ショパンやドビュッシーなど、様々な時代、様々な形式の曲に触れることを意識しています。
それはどうしてなのか?
なぜ、いきなりポップスをやらないのか?
(大人は別です)
ということも考えてレッスンに通われると、いつものレッスンも違ったものに見えてくるかもしれませんね。
何事においても、「〇〇とは何か?」を問い続けると、本質に近づく気がします。